2024.6.26東洋経済新報社主催のイベント『10年後の勝ち組はここだ 「本当に強い大学」の選び方』に弊社取締役の西田が登壇しました。
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日本で受験に失敗した生徒が海外大学で大逆転する方法

栄陽子
    栄陽子留学研究所 所長/国際教育評論家
    さかえ・ようこ/帝塚山大学卒業。1971年 セントラルミシガン大学大学院教育学修士課程を修了。国際教育評論家として、各自治体、教育委員会、大学、高校、専門学校で講演・コンサルタント活動を行っている。また、新聞、テレビ、ラジオへの出演、雑誌などへの寄稿、情報提供や執筆活動も積極的に行っている。『アメリカ名門大学への道』『留学奨学金と節約術―アメリカ留学にかかる費用 』(いずれも三修社)など留学関係の著作も多数 https://www.ryugaku.com/

    大学受験に失敗した生徒が行き着く先の一つに、栄陽子留学研究所がある。これまでに、多くの「英語はできない、勉強も苦手」という生徒を海外に送り込んでいる。首相官邸にもほど近い同研究所には、一般家庭はもちろん、国会議員や各種業界の名士も密かに訪れ、子息の進路指導を仰ぐという。そのベールの内側を取材した。 本誌編集部 海外進学担当 井上孟

    AbemaTV出演をきっかけに、先生に興味を持つ人が増えています。

    私はね、そもそも勉強が大っ嫌いなの。でも何か大きなことをやりたいという欲求と自意識だけは子どもの頃から人一倍強かった。

    そういう性格だから、52年前に日本で初めて「留学カウンセラー」を名乗り、これまで4万人もの生徒を留学させてこられたわけです。

    私みたいな勉強嫌いな子もたくさん留学させています。

    日本で大学受験に失敗して、それをバネに米国大学留学を成功させた生徒さんは多いですね。

    ある意味、そうなった子は、受験に失敗して「ラッキー」だと思うの。海外大学へ行った方が、選択肢も多いし、幸せな人生になりやすいのよ。

    就職でも、海外大学に行った方が、有名企業から断然内定をもらいやすいです。例えば、毎年開催される「ボストンキャリアフォーラム」では、上場企業が大量に日本人を採用しています。

    日本の大学より就職チャンスも多いですか。

    そうなの。あとは転職も容易。

    日本では、大学を卒業して上場企業に入ってもそれでお終い。ローンで家を買い、それを返済するためになるべく転職せずに定年まで頑張るでしょう。その後はわずかな年金暮らし。

    それって惨めじゃない。私の教え子にもそんな人生は送ってほしくないわ。当研究所の卒業生は、人生を思いっ切り満喫しています。

    でも、英語のハードルは高い。

    大して高くないです。それを知らない人が多すぎます。

    意外かもしれないけれど、英語スコアは、合否にはあまり関係ありません。

    それよりも、評定平均が一番大事で、次にエッセー(小論文)や、課外活動実績などです。日本の総合型選抜に近いですね。

    英語力が基準に満たなくても、入学までにスコアアップをすれば良いというケースもあります。

    最低限の英語力はどの程度必要ですか。

    とりあえず、英検2級レベルであれば十分。準2級でもなんとかなります。

    ちなみに英検3級から逆転合格する生徒もいるから、あくまでもそれは目安ね。

    それより大事なのは、やる気とガッツ。それさえあれば、英語力はどうとでもなります。勉強が大嫌いな私が言うのだから、いい加減に信じてほしいわ(笑)。

    ブランドより重要な選択ポイントとは

    留学後は英語をどのようにマスターするのですか。

    英語を「体に染み込ませる」イメージね。

    特に、始めの3ヵ月は大変です。「こんな大量の宿題なんて絶対終わらない」と、毎晩泣きながら勉強することになります。

    とはいえ、留学を恐れる必要は全くありません。

    こうした崖っぷちの状況になれば、頭が覚醒し、英語がどんどん身に付きます。

    もちろん、そのための細かいテクニックはありますが、それは留学前のセミナーで教えています。

    日本人におすすめの大学はどこですか。

    挫折せずに留学を成功させたいなら、「リベラルアーツ・カレッジ」と呼ばれる大学がおすすめです。

    これらの大学の教授は、面倒見が良く、教えることが好きな人たちばかりなので、英語ができなくても安心です。

    「リベラルアーツ・カレッジ」の入試について教えてください。

    毎年3月下旬に、当研究所を会場として米国大学の「出張入試」を実施しています。合否も数日から1週間で出るので、3月中に進路を決められます。

    大学受験に失敗して、人生逆転のチャンスを狙っている生徒さんにはたくさん活用していただきたいですね。

    この記事をご覧の高校の先生、塾の先生で興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください。 (談)

    「3月から」でも間に合う米国大学入試

    井上 孟
    ルートマップマガジン社 代表取締役社長/海外大学ジャーナリスト
    大手通信キャリアにてM&A戦略のコンサルティング、『大学ジャーナル』編集部 編集委員。2012 年米国 Hult International Business School で経営学修士(MBA)修了。13年から経営コンサルタント。英国コンサルティングファームの世界最先端のビッグデータ解析手法を日産自動車などへ提供。15年より独立し、現職。現在、Google等のビッグデータを生かしたマーケティング手法を開発を軸に、16年から教育業界のデータ分析を開始。国内外約3000大学ビッグデータ分析を行う。『ダイヤモンド・オンライン』『週刊ダイヤモンド』『現代ビジネス』『週刊朝日』『塾ジャーナル』『週刊東洋経済臨時増刊』『サンデー毎日』などデータ寄稿や情報提供多数。その他、全国の大学や高校にて経営や広報に関するコンサルティングや講演を行う

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