2024.6.26東洋経済新報社主催のイベント『10年後の勝ち組はここだ 「本当に強い大学」の選び方』に弊社取締役の西田が登壇しました。
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塾関係者50人に聞いた塾、学校選びの視点

独学では合格はなかなか難しいとされる「総合型選抜」。果たして合格者はどのような塾・予備校や高校に通っているのか。さらに、どのような視点でそれらを選んだのか。選び方から注意点までを伝授する。


弊社取締役西田が寄稿した上記記事で詳しく説明した

一般入試とは異なる能力が求められる「総合型選抜」。合格を勝ち取るには大学・学部、試験選びはもちろんのこと、学習塾、中高選びも重要だ。

まず、学習塾からいこう。「総合型選抜」の指導を受けたい場合、その専門とする塾に行くべきだ。どうしても地元にそういったものがない場合、通信などを利用するか、せめて長期休み(夏・冬休み)だけでも通いたいところ。

さて、編集部としては、まず老舗の「洋々」を推したい。歴史が長い分、過去問や面接対策のためのデータ、指導実績が豊富にあることが強みだ。

もう一つ、大手の早稲田塾はずせない。東進ハイスクールを運営するナガセのグループであり、早慶を筆頭に幅広い大学の合格実績を出している。

そして、実際の合格者がチューターとして受験生にアドバイスするのも強みだろう。一般入試との併用を考えている場合でも、東進の受験情報も利用できるメリットも大きい。

一方で、独自カリキュラムが特徴で、個別でじっくり指導を受けたいのならば、AOI、ルークス志塾、城南推薦塾もオススメだ。

その塾選びとは、大学合格実績を見ることも一つの視点ではあるが、一度自分自身が塾へ見学して「直感」で選ぶのも手だ。楽しそうといった単純な理由でもよい。

その他、もし志望校がいくつか決まっているのであれば、それら大学・学部・学科の過去問題、面接データなどがどの程度揃っているのかを基準にするのもありだろう。中には、都心の私立大学の対策には強いが、地方の国公立大学にはめっぽう弱い場合もある。過去、どの程度の指導実績がありさらに、合格者がいたのかもぜひとも調査したい。

さらに、自分で練習しにくい面接やプレゼンテーション対策、志望理由書をはじめとする出願書類の添削はどの程度フォローしてくれるのかも塾に聞いておきたいところ。講師によってはこれらを手取り足取り教えたり、添削することに対して否定的な先生もいるから注意が必要だ。

いずれにせよ、総合型選抜は細かい個別指導が必要なため、通信より通学を絶対におすすめしたい。

早慶、MARCH、関関同立など上位大学を目指すのであれば、高校1年生のうちから入塾して、合格するための高校生活とともに、同じ目標とする仲間を早くから作れるのがこれら塾に通うメリットになるだろう。

次に、中高選びだ。まず、学校では評定平均をトップレベルにしなければならない。ならば、それが難しい上位校に合格する必要がないのかもしれない。

「総合型選抜」試験では課外活動の実績が求められる場合も多い。そのために部活動や、さまざまなイベント、環境(探究、アクティブラ―ニング、英語学習など)が充実している中高を選ぶのも一つの手だ。

最後に、地方在住者なら専門色の強い農業、工業、商業高校もありだ。ただし、このあたりの高校はどうしても勉強のモチベーションを維持する環境でない場合が多いので、塾に通ってそれを維持するなど自分なりの工夫が必要だろう。

ルートマップマガジン社 取締役/雑誌編集局 ルートマップマガジン編集部 編集長
追手門学院大学客員教授、教育ジャーナリスト、『大学ジャーナル』編集部 編集委員、アロー教育総合研究所 客員研究員。2016年 ダイヤモンド社『週刊ダイヤモンド』記者(学校・教育産業担当)、他学習塾業界誌の私塾界『月刊私塾界』、塾と教育社『月刊塾と教育』記者、追手門学院大学アサーティブ研究センター客員研究員を経て20年から現職。『現代ビジネス』『週刊朝日』『サンデー毎日』『週刊エコノミスト』『週刊東洋経済』『東洋経済オンライン』『週刊ダイヤモンド』『ダイヤモンド・オンライン』など教育関連記事の寄稿、コメント多数。全国4,000塾、予備校(関係者20,000人)の取材達成(2022年11月現在)。
著者に『医学部&医者』『関関同立』『最強の高校』(すべて週刊ダイヤモンド 特集BOOKS ダイヤモンド社)など。放送大学大学院文化科学研究科修士課程在籍中
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