2024.1.29東洋経済新報社『週刊東洋経済』の特集「過熱! 中学受験狂騒曲(パニック)」に弊社取締役の西田が寄稿しました
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著書累計販売部数24万部の著者が教える
塾の先生のための書籍出版講座

学習参考書(以下、学参)を出版する2つの方法を紹介しました。

現在、国内の紙の本の出版部数は日本全体では伸び悩んでおり、それが理由で自著の出版は厳しいと諦めている方もいるかもしれません。ですが私は、学参においては逆だと考えています。

実際、学参は毎年続々と新刊が発行され、その上、私も出版社から新刊や改訂の相談を継続的に受けている状況です。出版業界全体は厳しい状況なのは事実ですが、学参に限っては電子書籍よりも紙のほうが向いており、根強い需要がありそうです。

さらに、今年は高校1、2年生の新課程が始まり、数学、理科、地歴・公民のカリキュラムが大きく変わりました。それによって、学参も改訂版が多く、出版が勢いづいています。

こうした新課程への改編時期は出版社にとっても新刊ラッシュで、一種のイベント的な盛り上がりになっています。この傾向は来年度、新高3生が受験学年になるのでまだまだ続きます。

さて、今回は、実際に出版社からの依頼後の話をします。

まず、編集者からのオファーのメールには、作りたい本のコンセプトが書かれています。大切なのは、初めての出版の場合はこれになるべく沿うかたちで本の内容を検討することです。

私も、初回はあえてポリシーに沿わない本の執筆を受諾したことで、結果的に自分の書きたいことも書きつつ、累計24万部もの販売に至りました。

その後、編集者と執筆内容についての話し合いに入ります。最近はオンラインでの話し合いが主流で、忙しい先生でも合間を縫って打ち合わせが可能になりました。

その打ち合わせでは、本の当初のコンセプトに合わせつつ、修正案を出していきます。その内容が固まったら、いよいよ数ページのサンプル原稿の作成に入ります。

実は、この時点では、まだ本が出版される保証はありません。このサンプル原稿は、編集者が企画会議に使うためもので、そこで会社の承認がおりて、はじめて出版が決定します。

よって、大事なことは、企画会議を通すための戦略を編集者と一緒になって練ることです。編集者もそのために、日夜企画を真剣に考えているのです。

まずは、編集者の企画の立案や、ブラッシュアップに協力する姿勢を持ちましょう。参考になるような情報を集め、アイディアを一緒に考えて、積極的に編集者に提案までできればベストです。もちろん、却下される提案も多いですが、気にせず、提案し続けるのが出版実現の近道なのです。

実は、こうした提案は、後の2冊目以降の出版にもつながります。 自分が書きたい本のアイデアも伝えつつ、それが独りよがりではなく、世の中のニーズと出版社のカラーに合っているかを知ることにもなります。よって、編集者との連絡はまめに行いましょう。

次回は、編集者との打ち合わせ内容について、もう少し掘り下げて生々しいやり取りをご紹介していきます。

出版決定までの4つのプロセス
西村能一
大学受験予備校講師/教育ジャーナリスト
横浜生まれの横浜育ち。「ノーイチ先生」の愛称で親しまれる。横浜DeNAベイスターズとマラソンをこよなく愛する二女の父親。7年間の私立高校教諭勤務を経て、現職。受講生から「ノーイチ先生」の相性で親しまれている。化学現象が楽しく理解できる解説と生徒が復習しやすい板書が定評。受講生から「化学が好きになった♪」といわれることを生きがいに、授業や執筆を精力的にこなす多忙な日々を送っている。教材や模試の作成・編集にも携わり、学校の先生向けに授業のアドバイス、保護者や子供向けに進学アドバイスや講演も多数。これまでに指導した生徒数は50,000人にのぼる。著書は、学習参考書『改訂版化学早わかり一問一答』『改訂版化学基礎早わかり一問一答』を代表作に、『大学入試 化学反応のしくみが面白いほどわかる本』『直前30日で9割とれる 西村能一の共通テスト化学基礎』(以上KADOKAWA)、共著書として、『ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習』(KADOKAWA)、『化学頻出!スタンダード問題230選』(駿台文庫)がある。近年は、一般書執筆に力を入れ、著書『科学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(KADOKAWA)は、一般の人に向けて「科学好き」を増やすべく執筆。科学関連の発信や講演、さらに、子育てや教育に関する講演も積極的に行っている。明治大学理工学部工業化学科卒業
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